建設業が社会保険に加入するとどんなメリットがありますか?

社会保険制度は、私たちの長い職業生活の中で避けては通ることのできない心身上のさまざまな問題に対処するために設けられた社会保障制度です。

社会保険制度は、私たちが病気やけがをした時に、それらの治療に必要な経費を保険でまかなう制度です。

所得が低ければ低い保険料になっており、実際にかかった費用よりもはるかに安い費用で済ませることができます。

また、病気やけがで働けなくなった時や、高齢化により働けなくなった時にも、その生活を支えるための給付金や年金などの支給を受けることができます。さらには、失業して収入が途絶えた時は、一定の期間、失業給付を受けることにより、その生活が支えられるという仕組みにもなっています。

このように社会保険制度は、医療、老後の生活、失業などさまざまな角度から生活を支えることを目的とした保険制度なので、労働者 本人だけでなくその家族も含めて、より安心して生活をおくることができる仕組みになっていることから、保険に加入するメリットは大きいと考えられます。

なお、社会保険制度は国民が支える制度となっており、メリットの有無にかかわらず、職場で働く者の義務として加入しなければなりま せんので、未加入者はこの機会に加入する必要があります。