一人親方労災保険に加入するための費用はいくらか?
一人親方として活躍していく上で加入が必ず必要な労災保険。
一人親方として独立した際に必ず耳にするのが「労災保険」です。
一人親方が現場で仕事をするためには、あらかじめ責任者から労災保険に加入するよう勧められることが一般的です。
一人親方労災保険に加入するためには費用はいくらかかるのでしょうか?
一人親方の労災保険に特別加入するための費用は、国に納める労災保険料と会費(入会時のみ入会金が必要な場合があります。)の二つの費用が必要になってきます。
- 更新手続きする際の更新手数料
- 労災事故の際の手続きに係る手数料
- 退会を申し出た際の脱退手続きの費用など
手数料を要求されるケースが増えています。入会金、会費、労働保険料のみで加入できる団体を選びましょう
以下、一人親方労災保険の費用について分かりやすく説明していきます。
一人親方建設業共済会3つの特徴!
年会費6000円の
一人親方団体
- 2,000年4月設立以来の年会費6,000円
- 更新手数料無料 年会費のみ
- 労働保険事務組合が運営
最短翌日から加入可能!
加入証明書即日発行
- 簡単に加入可能!
- WEB、FAX、郵送、来所対応!
- 社労士賠責加入済み
3人の社会保険労務士常駐!
社労士賠責保険加入済
- 労災事故の安心!
- 労災請求の事務手数料一切なし
- 社会保険労務士報酬無料
労災保険料の計算方法は?
労災保険料は?
特別加入者の保険料については、保険料算定基礎額(給付基礎日額に365を乗じたもの)にそれぞれの事業ごとに定められた保険料率(保険料率はこちら)を乗じたものとなります。
給付基礎日額とは、保険料や、休業(補償)等給付などの給付額を算定する基礎となるもので、申請に基づいて、労働局長が決定します。給付基礎日額が低い場合は、保険料が安くなりますが、その分、休業(補償)等給付などの給付額も少なくなりますので、十分ご留意の上、適正な額を申請してください。
なお、年度途中において、新たに特別加入者となった場合や特別加入者でなくなった場合には、当該年度内の特別加入月数(1ヵ月未満の端数があるときは、これを1ヵ月とします)に応じた保険料算定基礎額により保険料を算定することとなります。
年間保険料の計算式
年間保険料=保険料算定基礎額(注)×保険料率
(注)保険料算定基礎額とは、給付基礎日額 × 365日となります。(3,500円 の場合、保険料算定基礎額は、3,500円×365日= 1,277,500円)
その他の諸費用は?
では実際に一人親方として特別加入団体に加入するとします。
初期費用も何もわかっていない状態だと何の費用がどのくらいかかるとわかっていないと不安です。
そこでここでは特別加入時の初期費用について触れていきます。
大きく分けて3つあり「入会金、会費、労災保険料」です。
この3つの合計金額が加入の際にかかる費用となります。
初期費用としては入会金がかかりますがこの金額は加入団体によって様々です。
「入会金」とは?
労災保険に加入するためには、各種労災保険取扱団体に入会しなければなりません。
そこで発生するのが入会金です。入会金とは一般的に入会の際に初年度のみにかかる費用です。
一人親方として活躍していく上で特別加入団体への加入は欠かせませんが、どの加入団体を選ぶ場合も入会金は欠かせません。
加入団体にもよりますが、5,000円から1,000円程度の入会金となります。
加入団体によって差はあると思いますので各団体に問い合わせてご自身にあったものを選びましょう。
「会費」とは?
各団体にかかる会費(会費)について説明していきます。
会費とは、加入団体の事務手数料ともいえます。
年度初めの4/1〜翌年の3/31までを一年の一単位とし、年間の会費が12,000円から6,000円となります。
この費用も加入団体によって違いますので確認加入団体ごとに事前に確認するようにしましょう。
また保険年度の途中で加入される場合は、労災保険料と同様に年度内の残加入月数で割った金額を支払うパターンが多くあります。
「労災保険料」とは?
続いては労災保険料について説明していきます。
労災保険料の費用は上記でも述べたように加入月と給付基礎日額によって支払う額が変わります。
給付基礎日額から選ぶことになります。
給付基礎日額 は「3,500円から25,000円まで」16段階になっています。この中から選ぶことができ、ご自身に合ったものを選ぶことができます。
なお、一年目に設定した給付基礎日額じゃ少なくて不安だ、もしくは少し高く設定しすぎたという場合は2年目以降に設定を変更することも可能です。
その他費用がかかる場合もある?
加入団体への手続きの際に事務手数料が発生する場合があります。
それらを並べると
- 更新手続きする際の更新手数料
- 労災事故の際の手続きに係る手数料
- 退会を申し出た際の脱退手続きの費用
などが挙げられます。
これらの費用は加入団体によって費用が発生する場合と発生しない場合があります。
労災保険の費用を安く抑えたい場合は、これらの費用がかからない加入団体を選ぶという選択もできるので比較してみてください。
労災事故時の手続き費用
労災事故が発生した場合の手続きにかかる費用です。
加入団体に特別加入している方が万が一、仕事中に怪我や事故に見舞われた場合は、手続きに必要な書類や必要なものを揃えて加入団体へ提出し、保険を利用することになります。
その際に加入団体に支払う手数料が手続きに必要な費用です。
こちらの費用は加入団体によって不要になるケースもあり安く済ませたい方は、無料の加入団体を選ぶようにしましょう。
更新手続き費用
加入団体に加入した方が保険の更新をする際に発生する更新手続き費用です。
一人親方労災保険の特別加入を更新をする場合には、毎年3月の指定された期日までに翌年の労災保険料、会費の納付が必要になります。
その際に新規手続き費用や更新手続きのために必要な手数料が発生する場合があります。
また、このタイミングで給付基礎日額の金額の変更も可能になるため、金額変更を検討されている方は忘れずに行うようにしましょう。
こちらの費用は加入団体によって不要になるケースもあり安く済ませたい方は、無料の加入団体を選ぶようにしましょう。
脱会時の費用
加入団体を退会する際にかかる費用について説明していきます。
現在加入されている一人親方の方が、諸事情により加入団体を退会しなければならない場合に発生する手数料です。
特に違約金といったものが設定されている団体はありませんが、退会するときにかかる費用があるのかどうかは、加入の際に調べておいた方が退会の時に支払う費用を抑えることができます。
加入団体に安く加入したい方が必ず確認すべきポイントの一つでもあります。
支払い方法によって費用は変わる?一括で払う場合と月毎に支払う場合
一人親方労災保険に加入した場合、月々一定の金額を支払うのですが生命保険等の場合だと分割払いより一括払いの方が値段が安く抑えられたりしますよね?
一人親方で活躍されている方の中には少しの時間も無駄にできないと思っている方もいらっしゃると思うので注意が必要です。
こちらの費用は加入団体によって不要になるケースもあり安く済ませたい方は、無料の加入団体を選ぶようにしましょう。
【まとめ】労災保険料の費用は「労災保険料+会費+入会費」
一人親方の労災保険加入にかかる費用をまとめました。
一人親方として活躍したいと思っている方は特別加入団体への加入が必要になります。
労災保険の加入にかかる内訳は「入会金、会費、労災保険料」です。
- 入会金は加入の際にかかる入会手続きの金額
- 会費は加入団体への事務手数料
- 労災保険料は契約された方が選択した給付基礎日額により算出される金額
この3つで加入できる団体を選ぶことが大切です。
実際に加入される特別加入団体について調べて、ご自身に合った団体への加入を検討することが重要です。
特別加入の申請手続
中小事業主↗
労働保険事務組合を通じて「特別加入申請書(中小事業主等)」 を所轄の労働基準監督署長を経由して労働局長に提出し 、その承認を受けることになります。
一人親方 ↗
特別加入団体を通じて「特別加入申請書(一人親方等)」を所轄の労働基準監督署長を経由して労働局長に提出し、その承認を受けることになります。
※特別加入団体は全国に3173団体あります。(令和2年現在)
お問い合わせ・お申込み
- ※元請工事のない事業所のみとさせていただきます。元請工事がある事業所はお受けすることができません。
- ※雇用保険関係の手続きは原則行っていません。ご相談ください。
- ※社会保険労務士報酬は、いただきません。
- ※会費を安くしていますので、一括払いのみとさせていただきます。