一人親方は、厳しい!この業界で成功する8つのポイントとは?
一人親方として働く方が多い建築業界は、独立開業のハードルは比較的低いです。
現在企業に勤めている人の中で、一人親方として独立を考えている人も少なくないでしょう。独立することで、自分の裁量で働くことができ、会社員として働くよりも大きな収入を得ることも可能です。
しかし従業員として仕事を与えられていたときと違い、一人親方として成功するにはポイントを押さえて準備・経営する必要があります。
一人親方として独立して成功するためには、そのための準備や仕事の獲得方法などを事前に調べておくと後々スムーズに仕事を進めていくことができます。
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一人親方として成功するポイント
1.開業の準備を抜かりなくする
一人親方としてどんどん収入を増やしていくために、まずは開業の準備を抜かりなく整えましょう。せっかくたくさん仕事が来ても、準備が足りないと売り上げを伸ばすことができません。
- 税務署に開業届を提出
開業届は出さなくてもペナルティはありませんが、屋号が無いと融資の審査を受けられないケースも多いです。 - 事業用口座をつくる
銀行口座も仕事・プライベート共用だと運転資金が分かりにくくなりますし、確定申告も大変になるのでしっかり分けましょう。 - 確定申告の準備をする
- 特別労災に加入する
一人親方は怪我や病気で仕事を受けられなくなると収入がゼロになってしまうので、特別労災などに加入しリスクを軽減することも大切です。 - 開業・運転資金を調達する
- 道具や車両を用意する
取引先や道具があればとりあえず独立はできますが、準備が不足すると思わぬタイミングでつまずく恐れがあります。 - 取引先をつくっておく
先輩親方などの話も参考にしながら、しっかり準備しましょう。
一人親方労災保険へは必ず加入する
労災保険に加入しておけば、仕事(通勤)中の傷病に対する補償が受けられますので安心して働けます。また、労災保険に加入していないと受注できない仕事も数多く存在するため、長く活躍するためにも必要です。
「一人親方労災保険特別加入制度」を利用すれば、一人親方であっても労災保険に加入することができますので積極的に利用しましょう。
2.資格取得を怠らず幅広く仕事を請け負う
新規の施主や元請さんから仕事を受けようとする場合に、資格を持っていると一定の技能を持っている証として有利に働きます。
幅広く多くの仕事を受注していくためにも、建築大工技能士や建築施工管理技士などの資格を取得しておくとよいでしょう。
3.仕事を切らさない
独立した次の段階としては、仕事を切らさずに早い段階で売り上げ・収入を確保しましょう。
資金的な余裕がないと道具や設備の増設ができませんし、精神的な余裕もなくなるので成功へ進むのが難しくなります。
仕事を切らさず受注するためには、スケジュール管理スキルが欠かせません。現場の進行は合番や天候などさまざまな要素で前後しますから、常にムダのないスケジュールを組む必要があります。
現場の進行具合が変わるたびにスケジュールに空きが出るようでは、十分な収入を得るのは難しいでしょう。
上手にスケジュールをやりくりして、相談されたときになるべく断らないようにするのも仕事を切らさないコツです。何度か仕事を断わると「あの職人さんは忙しい」というイメージが付いて、依頼時の優先度が下がってしまいます。
複数の現場をパズルのように組み立て、ムダのないスケジュールを組むスキルを磨いておきましょう。
4.仕事の単価を上げる
スケジュールが埋まって収入に余裕が出てきたら、徐々に仕事の単価アップを目指しましょう。
独立直後は仕事を切らさないことが大切ですが、単価アップするには少しスケジュールに余裕が必要です。
既存の仕事で単価アップするのは難しいため、ある程度新しい取引先を開拓する必要があるのです。
スケジュールが完全に埋まっていると新しい仕事は受けられませんし、いきなりゼロにして切り替えるのも難しいです。
十分食べていける収入を確保しつつ、新しい仕事を受けられる余裕をつくって単価アップを目指しましょう。
単価の高い仕事を受けるためには、技術力・営業力はもちろん、実際にエンドユーザーと接する際の接客力も求められます。
仕事道具の整理整頓やキレイな作業着の着用など、第一印象も大切になるでしょう。
地元エリアで単価の高い仕事が見つからない時は、少し営業地域を広げて都市部を視野に入れるのも一つの手です。
県境をまたぐだけで単価が高くなるケースもあるので、移動の時間・コストとのバランスも考えてエリアを変えてみてください。
5.営業・交渉スキルを身に付ける
一人親方は、仕事獲得のための営業を自分で行っていく必要があります。新規の仕事の獲得を増やしたり、一件あたりの単価を高くすることしていくことができれば安定して高い収入を得ていくことが可能となります得られます。
そのためにも、本業の技術力だけでなく、営業能力や交渉スキルを身につける必要があります。慣れないうちは、セミナーや研修などを積極的に活用しましょう。
6.従業員を雇う
一人親方として働く場合であっても、従業員を雇用することはできます。人的リソースが増えれば、その分生産性がアップします。結果として、1人では抱えられなかった大きな案件を受けられるなど、売上げアップや事業拡大にもつながるでしょう。
仕事量・単価がアップし一人親方として十分な収入が得られるようになったら、従業員の雇用も検討しましょう。
人員が増えれば生産性が上がって受けられる仕事も多くなり、売り上げと収入も大きくアップすることができます。
一人親方は5人以上従業員を雇うと社会保険が強制適用となりますが、その規模まで行けば法人化も視野に入ってきます。
即戦力になる経験者を雇用するのが理想ですが、未経験の若い衆を育てれば将来大きな戦力になってくれる可能性も。
親方として得たい収入から必要となる組織イメージを組み立て、必要な人員を揃えていくのが良いでしょう。
育てた従業員が自分と同じように一人親方として独立する可能性もありますが、忙しい時に応援してもらうなど頼もしい仲間になってくれるはずです。
7.仕事を安定して獲得できる体制を作る
必要なスキルを身につけていても、独立直後は一人親方としての実績や信用がないため、なかなか仕事が受注できないかもしれません。
しかし、会社員時代の上司や同僚、知人の業者などの人脈を活用すれば独立直後からでも仕事の受注が可能です。また、職人マッチングサイトを利用すれば新たな人脈を築くこともできます。
新規開拓の営業、人脈の活用、職人マッチングサイトの利用などを積極的に行い、幅広く安定して仕事が獲得できる体制を整えましょう。
8.元請けを目指す
従業員がそろった段階からさらに成功を目指すなら、元請け仕事を増やすことが不可欠です。
元請け仕事は下請けより利益が大きく、価格競争から抜け出すことで売り上げも伸ばすことができます。
また自分が元請けになると下請けに発注できるので、受注能力が大幅にアップするのも収入アップにつながります。
特別加入の申請手続
中小事業主↗
労働保険事務組合を通じて「特別加入申請書(中小事業主等)」 を所轄の労働基準監督署長を経由して労働局長に提出し 、その承認を受けることになります。
一人親方 ↗
特別加入団体を通じて「特別加入申請書(一人親方等)」を所轄の労働基準監督署長を経由して労働局長に提出し、その承認を受けることになります。
※特別加入団体は全国に3173団体あります。(令和2年現在)
お問い合わせ・お申込み
- ※元請工事のない事業所のみとさせていただきます。元請工事がある事業所はお受けすることができません。
- ※雇用保険関係の手続きは原則行っていません。ご相談ください。
- ※社会保険労務士報酬は、いただきません。
- ※会費を安くしていますので、一括払いのみとさせていただきます。