社会保険未加入対策に関連した平成24年5月の建設業法関係法令の改正内容はどのようなものか。
平成24年5月に建設業法施行規則及び経営事項審査の項目及び基準を定める告示が改正されました。改正内容は以下の3点です。 (1) 許可申請書の添付書類に保険加入状況を記載する書面を追加(施行規則第4条改正、様式第20号の3 […]
なぜ一人親方の増加を抑える必要があるのか。
法定福利費の負担の増加を嫌って、技能労働者を雇用する企業が雇用関係を解消して一人親方とすることがないようにするためには、関係者がそれぞれの立場から取り組むことが重要です。国土交通省では、労働者性の判断基準について周知徹底 […]
一人親方対策として何を行えばいいのか。
建設業は古くから請負という構造のなかで発展してきました。そのなかで職人は経験を積んで、いずれ一人親方になってさらに親方を目指すという流れがありました。しかし、近年は建設投資が大きく減少するなかで、景気の変動や受注量の増減 […]
労働者か請負人かを見分ける方法は。
企業の中には、実態が従業員の「派遣」労働でありながら、相手先企業と表面上「請負」契約を結び、自らの従業員を相手先の業務に従事させるケースがあります。 請負契約の目的は仕事の完成であって、労務の提供そのものが目的ではありま […]
一人親方は労働者か、それとも請負人でしょうか
労働者とは 労基法は、「労働者」を「職業の種類を問わず、事業または事業所・・・に使用される者で、賃金を支払われる者」と定義しています(9条)。 言い換えると、労基法上の「労働者」とは、使用者の指揮命令を受けて労働し、かつ […]
社会保険の強制加入が進むと一人親方が増えるというが。
事業者である一人親方については、企業にただちに直接雇用することが求められるものではありませんが、他の技能労働者と同様 に、必要な保険(国民健康保険、国民年金)へ加入するよう促していく必要があります。一方、保険加入を徹底す […]
経営が厳しい中で保険料の事業主負担がこれ以上増えたら経営が成り立たないのだが。
社会保険などは、暮らしの中の避けがたいリスクを社会全体で支えるための仕組みですので、保険の加入は法令上の義務となって います。大切な従業員のことを考えれば、加入は企業の責務であり、保険料の事業主負担分(法定福利費)は、企 […]
ただでさえ少ない給料から社会保険料を引かれたら生活できないのですが。
社会保険などは、失業や老後の無収入、病気やけがといった私たちが日常暮らしていく中で個人では支えきれないリスクを、社会全体で支えてくれる仕組みです。みんなでリスクを支える必要があるため、保険の加入は法律上の義務となっていま […]
建設業が社会保険に加入するとどんなメリットがありますか?
社会保険制度は、私たちの長い職業生活の中で避けては通ることのできない心身上のさまざまな問題に対処するために設けられた社会保障制度です。 社会保険制度は、私たちが病気やけがをした時に、それらの治療に必要な経費を保険でまかな […]
保険未加入問題については、工事費は安ければよいという発注者にも問題があるのではないか。
保険未加入問題については、建設投資が大きく減少し受注競争が激化する中で、過度の価格競争や法定福利費までも変動費化す るような不公正な競争が行われるところに問題を発生させる構造的な一つの要因があります。この問題に対応するた […]