橋梁架設工事で架設桁がバランスを失い谷に落下、一人親方が被災

 農道新設工事に伴PC橋架設工事において発生しました。

 災害発生当日は、PC桁を設置するための架設桁の組立て作業を行っていました。

災害発生時は、手延べ桁3本と架設桁本体ブロックを2本目まで組立ていました。

 組立の作業スペースが橋台と橋台との間の狭い範囲に限られていたため、架設桁の1ブロックを継ぐたびに新たに取扱い部材分の作業区域を確保する必要がありました。

 本体ブロック3本目の組立て時点では、既に空中に手延べ部分が張り出し、架設桁の重心が取りにくくなっていました。

 そのため、ホイールクレーンで架設桁の後端をつって傾けながら、レバーブロックを使用して約30cm谷側へ動かしたところ、突然、架設桁が滑り始め、後端を浮かせて谷へと転落した。この時、架設桁の端をつっていたホイールクレーンは、架設桁に引き込まれて前方へ転倒し、ジブを支えにして倒立しました。

その際、ホイールクレーンの運転をしていた一人親方は、転倒を始めたホイールクレーンから飛び出し、負傷したものです。

?架設桁の移動は、作業前に計算された重心位置をもとにぎりぎりの位置まで行われました。

また、移動中は作業の振動や風によりバランスを失うことを想定した監視は行われていませんでした。