屋根の塗装作業中、墜落し死亡

集合住宅の屋根・外壁塗装工事において、屋根上で塗装作業を行っているときに発生しました。

 災害発生当日、現場監督者から、一人親方3人は屋根を黒色のペンキで上塗りする作業を指示されました。

上塗り塗装を指示された3人は、屋根に上がって作業していたところ、急に雨が降ってきたので、地上にいた現場監督者が、屋根上の3人に作業の中止を伝えました。

そこで屋根の頂部付近にいた一人親方Aは地上に戻ろうと屋根上を移動し始め、屋根板の段差につまずいて転倒し、屋根上から約7m下の道路に墜落しました。

 屋根の勾配は23度あり、屋根上でつまずいたり、滑ったりすると転落する危険性があったにもかかわらず、屋根上には安全帯のフックを取り付ける親綱等の設備はなく、Bを含め作業者全員が安全帯を着用していませんでした。  また、建物の外壁塗装作業は終了していたため、災害発生当日は、建物には足場や手すりが全くない状態でした。

 塗装工事を請け負った事業場では、工事計画書を作成しておらず、建物の全周に足場を設置するために必要な資材を確保していませんでした。