新築工事現場の浴室の防水工事の作業中、有機溶剤中毒となり入院

【発生状況】

本災害は、新築工事現場の浴室の防水工事で、塗料の塗布作業中に発生した。  

被災者は新築工事現場の浴室の防水工事において、壁面にプライマーと呼ばれる塗料を手持ちのローラーを使用して塗布する作業を一人で始めた。他の職人が作業に訪れたところ、浴室内に溶剤臭が充満しており、被災者が倒れているところを発見した。被災者は病院に搬送され、「有機溶剤(トルエン)中毒、一過性意識障害」と診断された。

2日間入院加療後に回復し、退院した。

【対策】

1  屋内で有機溶剤を取り扱う業務については、窓等の開放を行うとともに、ブロアー等で強制換気等を行い、有効な保護具の使用を徹底すること。

2  屋内作業において、有機溶剤を用いる塗装作業は有機溶剤作業主任者を選任し、ばく露防止のための換気方法、作業方法等を事前に検討すること。

3  作業者に有機溶剤の中毒防止のための安全衛生教育を行うこと。

4  元請は下請けに対して、有機溶剤中毒防止のための安全衛生教育、換気の方法、保護具の適切な選択と使用方法などについて、指導援助を行うこと。