ドラグショベルを用いて鋼製バッカンを移動させていたところ、河川に転落した

一人親方(建設職人)は、河川の災害復旧工事現場にて、擁壁基礎コンクリート打設のための型わく工事に従事していました。  

一人親方は、河川にかかる橋の東詰めから南側に向かって河床に下るスロープ上に置かれていたバッカン(鉄製の容器)を「道に上げておくように」との指示を受け、橋上からドラグショベルのアームを伸ばし、バケットをバッカン上部に引っ掛け、ドラグシャベルを旋回させることでバッカンを「ずり上げ」ようとしました。

しかし、バッカンが自重で下方へずり落ち、バケットが引っ張られる形でドラグショベルに斜め下向きの力がかかり、ドラグショベルが横転しました。被災者はドラグショベルの運転席から投げ出され、ずり落ちたバッカンの縁上に墜落し、バッカンの縁と落ちてきたドラグショベルのバケットとの間に腰部を挟まれ受傷しました。

【対策】
類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。
1  ドラグショベルによる「ずり上げ」等の用途外使用を行わないこと。
2  バッカンを移動させるときは、十分な能力のあるクレーン等を用いてバッカンを吊り上げ、移動作業を行うことなど。