ビル新築工事で、資材の荷揚げ作業準備中に移動式クレーンが転倒

【労災発生状況】

鉄筋コンクリート造5階建てビル新築工事において、資材の荷揚げ作業開始前に発生した移動式クレーンの転倒事故です。

資材の荷揚げ荷下ろし作業を請負った一次下請業者が引き起こしたものです。

 移動式クレーン転倒防止のためアウトリガおよびフロントジャッキの敷角として木材をそれぞれ2個ずつ敷こうとしました。

しかし、車体右後方の分1個が不足したため、代わりにバタ角4本(木材)を井の字型に組み合わせ敷設しました。

その後、荷揚げ準備開始の合図を受けて、ブームを下ろしました。

ブーム傾斜角度を50度まで下げたところ過負荷防止装置によりブームが自動停止し、移動式クレーンは転倒した。災害発生後の調査によると、車体右後方のアウトリガの下に敷角として使用していたバタ角が破損していたのが判明しました。

建物等の損壊はなく、物的損害は転倒した移動式クレーンの破損のみでした。

なお、事故発生時の天候は晴れ、ほぼ無風だったとのことです。